高校数学:数列:数学的帰納法とは

こんにちは。相城です。今回は数学的帰納法について書いておきます。

数学的帰納法とは

数学的帰納法でたまに質問されることが, n=kが成り立つのに, なんでn=1のとき成り立つことを言うのですか?という質問です。
そもそも数学的帰納法というのは, n=kのとき成り立つのではなく, n=kのとき成り立つと仮定するのです。その仮定にもとずくと, n=k+1のときも成り立つことが言えます。
だからすべてのnについて成り立つ事が言えるようになる。じゃなぜn=1のとき成り立つことを言うかというと, nが1から始まるからです。nが2から始まるのならn=2から始めればいいのです。
したがって, n=kで成り立つと仮定して, n=k+1で成り立つことが言えるということは,
n=1のときが成り立てば, n=2のときも成り立ち,
n=2のときが成り立てば, n=3のときも成り立つ,
\vdots
n=k-1のときが成り立てば, n=kのときも成り立つ,
n=kのときが成り立てば, n=k+1のときも成り立つ,
\vdots
以下すべての自然数nについて成り立つという仕組みになっているのです。

数学的帰納法とは
\maru1 n=1のとき成り立つことをいう
\maru2 n=kのとき成り立つと仮定して, n=k+1のとき成り立つことをいう
このことからすべての自然数nにおいて成り立つことをいう

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