高校数学:整数:最大公約数×最小公倍数=元の2数の積

こんにちは。今回は高1の整数のところで出てくる最大公約数と最小公倍数の性質の紹介。

最大公約数G, 最小公倍数Lとすると

2つの整数A, Bの最大公約数をG, 最小公倍数をLとする。
A=Ga, B=Gb (a, bは互いに素)であるとき, 次の式が成り立つ。
\maru1 L=Gab
\maru2 GL=AB

\maru2は, \maru1からGL=GGab=GaGb
と書けるので, \maru2が導ける。

例題をやってみよう

【例題】最大公約数が25, 最小公倍数が900である自然数A, Bの組をすべて求めよ。

【解法】求める2数A, B
A=25a, B=25b (a, bは互いに素)とおく。ただし, a<bとする。
このとき最小公倍数は25abと表されるので,
25ab=900
ab=36
となる。a, bは互いに素でa<bであることを考えると,
(a, b)=(1, 36), (4, 9)
よって求める自然数A, Bの組は
(A, B)=(25, 900), (100, 225)

最大公約数G, 最小公倍数L
2つの整数A, Bの最大公約数をG, 最小公倍数をLとする。
A=Ga, B=Gb (a, bは互いに素)であるとき, 次の式が成り立つ。
\maru1 L=Gab
\maru2 GL=AB

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