こんにちは。今回は逆関数の微分法について書いておきます。
関数の逆関数をとすると, となります。
をで微分すると,
となります。
したがって,
また, をで微分すると,
となるので, これをにあてはめると,
となります。
逆関数の微分を使う場面は,
逆関数をとった方が楽な場合, つまり, をとした方がよい場合。
の形で表せない場合に用いるとよい。
以下にの例題を示しました。
【の例】関数を微分せよ。
【解答例】
両辺5乗して,
で微分すると,
【別解】この程度の問題であれば, 上記方法をとるより,
として, 普通に微分を行った方が早い。
【の例】関数を微分せよ。
【解答例】
で微分すると, となるので,
ここで, から,
となり,
であるので,
したがって,
これをに代入すると,
となる。
よって,
逆関数の微分法
逆関数の微分を使う場面は,
逆関数をとった方が楽な場合, つまり, をとした方がよい場合。
の形で表せない場合に用いるとよい。
ただ, 上のの例題のように, 場合によってはそのままやった方が早い場合もある。