こんにちは。積分方程式を解くときなんかに役立つ知識なので, しっかり身に付けておきたいですね。
以下はの関数で, は関数の原始関数の1つとする。
定積分で表された関数を微分したときの公式を以下に記す。
【証明】ただし, は単に定数項であることから, この等式の両辺をについて微分すると,
したがって,
【例】等式を満たす関数と定数を求めよ。
【解答】与式の両辺をについて微分すると,
となる。
ここで, として, 与式の両辺に代入すると,
左辺はになり, 次のについての二次方程式ができる。
これを解くと,
よって,
(答)
【別解】
となるので, 与式の等式の左辺にこれを代入すると,
は与式の右辺と恒等的な関係にあるので,
が成り立つ。
よって,
【証明】
両辺をについて微分すると,
したがって,
【例】等式をについて微分せよ。
【解答】