TikZ:高校数学:ベクトル・空間ベクトルの基本

今回は空間ベクトルの基本的なことを書いておきます。

空間ベクトル

空間ベクトルも平面ベクトルと同じように, 有向線分の向きと大きさに着目したものを空間ベクトルという。
位置ベクトルの考え方も同様で, 定点Oを基準にして, 点Pの位置は, \overrightarrow{ \mathstrut p}=\bekutoru{OP}と表すことができ, \overrightarrow{ \mathstrut p}を点Oを基準とする点Pの位置ベクトルという。

空間ベクトルの成分と大きさの基本

図のように, 空間内に点A(x_1, y_1, z_1)をとり, \bekutoru{OA}=\overrightarrow{ \mathstrut a}を設ける。このとき, x_1, y_1, z_1のことをそれぞれ, \overrightarrow{ \mathstrut a}x成分, y成分, z成分といい, \overrightarrow{ \mathstrut a}=(x_1, y_1, z_1)と表す。これを\overrightarrow{ \mathstrut a}の成分表示という。またこのとき, |\overrightarrow{ \mathstrut a}|=\sqrt{x_1^2+y_1^2+z_1^2}である。

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空間ベクトルの成分と大きさ

平面ベクトルと同様にできる。
A(x_1, y_1, z_1), B(x_2, y_2, z_2)とすると,
\bekutoru{AB}=(x_2-x_1, y_2-y_1, z_2-z_1)
|\bekutoru{AB}|=\sqrt{(x_2-x_1)^2+(y_2-y_1)^2+(z_2-z_1)^2}

空間ベクトルの成分計算

平面ベクトルと同様にできる。
\bullet (x_1, y_1, z_1)\pm(x_2, y_2, z_2)=(x_1\pm x_2, y_1\pm y_2, z_1\pm z_2)
\bullet k(x_1, y_1, z_2)=(kx_1, ky_1, kz_1) kは実数

空間ベクトルの内積

\overrightarrow{ \mathstrut a}=(x_1, y_1, z_1), \overrightarrow{ \mathstrut b}=(x_2, y_2, z_2)とすると,
\overrightarrow{ \mathstrut a}\cdot\overrightarrow{ \mathstrut b}=x_1x_2+y_1y_2+z_1z_2
また, 平面ベクトル同様
\overrightarrow{ \mathstrut a}\cdot\overrightarrow{ \mathstrut b}=|\overrightarrow{ \mathstrut a}||\overrightarrow{ \mathstrut b}|\cos\theta
が成り立つ。ただし,
|\overrightarrow{ \mathstrut a}|=\sqrt{x_1^2+y_1^2+z_1^2}
|\overrightarrow{ \mathstrut b}|=\sqrt{x_2^2+y_2^2+z_2^2}
である。

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