こんにちは。徳島新聞の読者の広場掲載分です。
人とお付き合いするときは何らかの気遣いをすることがあると思います。でも気遣いという作法は場合によっては相手に受け入れられないこともあります。
例えば, これおいしいからあなたの分も買ってきたと言っても, 相手はいらないということがあります。空気の入れ換えと思ってドアを開けていると, ドアを開けっ放しにしているのは誰と言われることもあります。気遣いというのは時に本当に難しいものです。
受け入れられないときの私の対処は, 決まってこの気遣いは自己満足だったのかと自分を納得させるようにしています。気遣いというのは相手に受け入れられて, 初めて効果があるものなのかとさえ思うのです。
このようなことから, 気遣いとは余計なことの善行であると定義しています。逆に気遣いをされた際は, できるだけ受けるようにしています。相手の本気の親切さを断ると, 相手が不快な気持ちを抱くことがあるからです。
しかし, そうは思っていても相手の親切さを断ってしまうこともあるので, まだまだ精進しなくてはならないと感じています。場面によっては難しい気遣いですが, 今後とも大切にしていこうと思っています。