こんにちは。今回は定期テストや実力テストによく出題される問題をやってみましょう。それではどうぞ。
【問題】において, が成り立っている。次の問いに答えよ。
(1) この三角形で最も大きい角の大きさを求めよ。
(2) の大きさはより大きいことを示せ。
【解答例】
正弦定理
より,
が成り立つ。
問題より, であるから,
であり,
()とおける。
最大辺はであるから, 最大角はであるので, 余弦定理を用いると,
よって, 最大角は
(2) 余弦定理を用いると,
ここで, で, がより大きいことを示すには, を示せばよい。
そこで, とを通分すると,
それぞれ, となり,
分子のとをそれぞれ2乗して, 大小関係を比較すると
,
となり, となる。
したがって,
である。
押さえておくべきポイント
正弦定理
から,
が得られ, が得られる。
を示すには, 余弦定理などを用いて,
を示せばよい。
これは, の値がから角度が大きくなるにつれて, だんだんと小さくなっていく性質を用いている。