こんにちは。今回はカテナリー曲線とその類似関数のグラフの特徴を示しておきます。頻出系の関数ですので, グラフの概形など覚えておきましょう。
カテナリー
とおくと,
となるのは, のとき, このときこの曲線は極小値をとり, その値は。
極大値はない。
変曲点はより, 存在しない。
グラフの漸近線(曲線)はのとき, , のとき, となる。
これは, で, のとき, となるので, はに近づき,
で, のとき, となるので, はに近づくことからわかる。
ちなみに, が成り立つので, カテナリーは偶関数である。
とおくと,
より, は単調増加の関数である。よって, 極値は存在しない。
とすると, なので, 変曲点はになる。
グラフの漸近線(曲線)はのとき, , のとき, となる。
これは, で, のとき, となるので, はに近づき,
で, のとき, となるので, はに近づくことからわかる。
ちなみに, が成り立つので, この関数は奇関数である。