高校数学:三角関数を含む関数の最大値・最小値③

こんにちは。今回は三角関数の関数で, 合成を用いる場合の最大値・最小値を見ていきましょう。それではどうぞ。

例題

【例題】0\leqq x\leqq \piのとき, 関数y=3\sin^2 x+2\sqrt3\sin x\cos x+5\cos^2 xの最大値と最小値を求めよ。また, そのときのxの値を求めよ。

解答例

【方針】
方針としては, \sin xまたは\cos xのみで関数を表せそうにないことに着目。理由は\sin x\cos xの項があるから。したがって, \sin x+\cos x=tとおいて, 両辺2乗して話を進めるか, \sin2x=2\sin x\cos xなので, それを用いて, 三角関数の合成に持ち込むかの2択になりそうである。
\sin x+\cos x=tとおいた場合, 3\sin^2x, 5\cos^2xの処理が困るので, 選択肢としては不適となる。したがって, \sin2x=2\sin x\cos x, \sin^2x=\dfrac{1-\cos2x}{2}, \cos^2x=\dfrac{1+\cos2x}{2}を用いて, 三角関数の合成に持ち込む。
【解答例】
\sin^2 x=\dfrac{1-\cos2x}{2}, \ \cos^2x=\dfrac{1+\cos2x}{2}, \ 2\sin x\cos x=\sin2xより,
\begin{array}{lll}y&=&3\cdot\dfrac{1-\cos2x}{2}+\sqrt3\sin2x+5\cdot\dfrac{1+\cos2x}{2}\\&=&\sqrt3\sin2x+\cos2x+4\\&=&2\left(\dfrac{\sqrt3}{2}\sin2x+\dfrac12\cos2x\right)+4\\&=&2\sin\left(2x+\dfrac{\pi}{6}\right)+4\end{array}
0\leqq x\leqq\piより, \dfrac{\pi}{6}\leqq 2\pi+\dfrac{\pi}{6}\leqq\dfrac{13}{6}\piだから,
y=2\sin\left(2x+\dfrac{\pi}{6}\right)+4は,
2x+\dfrac{\pi}{6}=\dfrac{\pi}{2}で最大値2+4=6
2x+\dfrac{\pi}{6}=\dfrac{3}{2}\piで最小値-2+4=2
をとる。
よって,
x=\dfrac{\pi}{6}で最大値6, x=\dfrac{2}{3}\piで最小値2
となる。

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