高校数学:帰納法:13の倍数であることの証明(信州大)

こんにちは。ぱっと見, 数学的帰納法の問題ですね。早速いってみましょう。

2012信州大

【問題】nを自然数とするとき, 4^{2n-1}+3^{n+1}は13の倍数であることを示せ。
【信州大】

解答例

【解答例】
n=1のとき,
4+3^2=13で成り立つ。
n=kのとき,
4^{2k-1}+3^{k+1}=13m\, (mは自然数)\cdots\maru1
が成り立つと仮定すると,
n=k+1のとき,
\begin{array}{lll}&4^{2(k+1)-1}+3^{(k+1)+1}\\=&4^{2k+1}+3^{k+2}\\=&4^{2k+1}+3\cdot3^{k+1}\cdots\textcircled{\scriptsize 2}\end{array}
\maru1より,
3^{k+1}=13m-4^{2k-1}なので, これを\maru2に代入すると,
\begin{array}{lll}\textcircled{\scriptsize 2}&=&4^{2k+1}+3(13m-4^{2k-1})\\&=&16\cdot4^{2k-1}+3\cdot13m-3\cdot4^{2k-1}\\&=&13\cdot4^{2k-1}+3\cdot13m\\&=&13(4^{2k-1}+3m)\end{array}
となり, これは13の倍数である。
したがって, すべての自然数nについて,
4^{2n-1}+3^{n+1}は13の倍数である。

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