こんにちは。今回は分数型の数列の解法を書いておきます。例題を見ながらいきましょう。
シンプルな分数型は逆数で考える
【例】, で定義される数列の一般項を求めよ。
【解法】とすると, 与式より, ならとなり, これを繰り返すと, となるが, であるので矛盾する。よって,
このとき, 与式の両辺の逆数をとると,
ここで, とおくと,
式変形すると
数列は初項, 公比2の等比数列である。
よって,
となり,
から
となる。
※の変形に特性方程式を用いるが答案には書かない方がよい。
特性方程式:の漸化式をとして得られるを用いる手法。
分数型の漸化式①
の型の漸化式は逆数をとって考えるとよい。