こんにちは。相城です。さて、2020年2月21日に行われました、東京都の問題より平面図形の問題をどうぞ。選択問題がありましたが、選択肢は省いております。ご了承ください。
下の図1で、四角形ABCDは正方形である。
点Pは辺BC上にある点で、頂点B、頂点Cのいずれにも一致しない。
点Qは辺CD上にある点で、CPCQである。
頂点Aと点P、点Pと点Qをそれぞれ結ぶ。
次の各問いに答えよ。
問1 図1において、とするとき、
の大きさを表す式を、書きなさい。
問2 下の図の図2は、図1において、辺ADをDの方向に延ばした延長線上にありADDEとなる点をE、点Eと点Qの方向に延ばした直線と線分APとの交点をRとした場合を表している。
次の①、②に答えよ。
① △ABP≡△EDQであることを証明せよ。
② 次の( )の中の(あ)、(い)、(う)に当てはまる数字をそれぞれ答えよ。
図2において、AB4cm、BP
3cmのとき、線分EQの長さと線分QRの長さの比を最も簡単な整数の比で表すと、EQ : QR
(あい) : (う)である。
図1
図2

答え
(1) 
Pを通りABに平行な線を引きADとの交点をSとすると、
AB//PS//DCなので、平行線の錯角より
、
よって、
(2)
①
△ABPと△EDQで
仮定より
AD
DE
BAより
BA
DE・・・①
CP
CQとBC
CDから
BP
DQ・・・②
・・・③
①、②、③より
2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので
△ABP≡△EDQ
②

と
が共通より、
△EDQ∽△ERA
三平方の定理より、EQ
5。またED
4、EA
8なので、
5 : 6
4 : ER
ER
より、
QR
ER-EQ
したがって
EQ : QR
5 :
25 : 7

Pを通りABに平行な線を引きADとの交点をSとすると、
AB//PS//DCなので、平行線の錯角より


よって、

(2)
①
△ABPと△EDQで
仮定より
AD


BA

CP


BP


①、②、③より
2組の辺とその間の角がそれぞれ等しいので
△ABP≡△EDQ
②

と

△EDQ∽△ERA
三平方の定理より、EQ



5 : 6

ER

QR


したがって
EQ : QR

