こんにちは。今回は対数のグラフについて書いておきます。
のとき,
を
を底とする対数関数と言います。対数関数は指数関数
と関数
について対称な関係にあります。
これは, 対数関数と指数関数が逆関数の関係にあるためで, 逆関数というのは簡単に言えば, で,
のとき,
であったものが, 逆関数
では
のとき,
となるためです。詳しくは数Ⅲで学習します。
以下に底が1より大きい場合として, ,
のグラフを描いてみます。赤丸と青丸の座標は
について対称になっています。
次に底が1より小さい場合を描いてみます。と
のグラフです。赤丸と青丸の座標は
について対称になっています。
このとき, と
とするなら, この2つのグラフは
軸について対象な関係になっています。
対数関数のグラフについて
のとき,
のことを,
を底とする対数関数という。
(底が1より大きい)のとき, 右上がりの曲線
(底が0と1の間の数)のとき, 右下がりの曲線 となる。
このとき, とも
軸が漸近線である。 漸近線とは, 十分遠くで曲線との距離が0に近づき, かつ曲線と一致しない直線のことを指す。