こんにちは。今回は対数を含む方程式について書いておきます。例題を解きながら見ていきます。
【例①】方程式
を解け。
【解法】
なので, ![]()
(答) これは,
を満たす。
感覚的に解が
と分かるように練習を積みましょう。
【例②】方程式
を解け。
【解法】真数条件より,
から, ![]()
右辺の3を書き換えると
となり,
対数の性質から与式は次のようになる。![]()
ここで, 両辺の対数を除くと, ![]()
![]()
![]()
より,
(答)
真数条件に気を付けて解きましょう。
両辺の底をそろえた対数をとることで, 真数部のみを考えた一般的な方程式に帰着させましょう。
対数を含む方程式について
対数が1つなら,
を用いる。
もしくは,
を用いる。
対数が2つ以上あるときは,
真数条件(真数
)より, 解の範囲を決める。
対数の性質,
を使って, 右辺と左辺の対数をまとめる。
対数を取り除いた真数部分での方程式を解く。![]()
の真数条件にあう答えの吟味をする。
【例③】不等式
を解け。
【解法】真数条件より,
より, ![]()
与式を書き換えると,![]()
と置くと,![]()
![]()
![]()
すなわち,
より, ![]()
より, ![]()
これは,
を満たす。
よって,
(答)
対数を含む二次方程式について
と置いて
の2次方程式をつくる。
を用いて, 解を求める。
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