こんにちは。今回は常用対数と桁数の関連について書いておきます。例題を解きながら見ていきましょう。
【例①】自然数が次の桁数のとき,
の範囲を求めなさい。
(1) 3桁 (2) 12桁
【解法】
(1) 3桁ということは自然数の範囲は
となります。
この不等式の各辺の常用対数をとると, (答)
(2) 12桁ということは自然数の範囲は
この不等式の各辺の常用対数をとると, (答)
このように自然数が
桁の数であるなら,
の範囲は
の範囲になります。
これに対して, 各辺の常用対数をとると,
つまり, 自然数が
桁
常用対数と桁数
自然数が
桁
【例②】は何桁の数か,
として, 計算せよ。
【解法】として, 両辺の常用対数をとると,
これより, なので,
10桁の数となります。
常用対数と桁数
求める自然数が
のとき, その常用対数をとる。
与えられている数値をもとに
を計算する。
自然数
が
桁を用いて何桁か求める。