こんにちは。今回は常用対数について少しだけ書いて, 計算練習しておきます。
常用対数とは底を10とした場合の対数のことを言います。すなわち10を何乗すればその値になるかを表したものになります。
の両辺を底を10として対数をとると,
具体例を書くと,
となります。
常用対数
とするとき,
(対数の定義から)
を何乗したらになるか表した数を常用対数と言います。
言い換えると, 底をとしたときのの常用対数を, と言えます。
こちらに常用対数の表を置いておきます。
常用対数の表の見方は以下の画像をご参照ください。例として1.53の常用対数を示しています。この場合, 0.1847が常用対数になります。
次に常用対数を使った計算を書いておきます。
例題を見ながら書いておきます。
【例】として, , の値を小数第4位まで求めなさい。
【解法】
対数の性質
とすると,
【乗⇔倍】
【積⇔和】
【商⇔差】
【底の変換公式】
特になら,
が成り立つ。