こんにちは。今回は加法定理の証明ということで, よく書いてあるのが, 単位円を使ったやつですが, 今回は三角形を用いた証明でやってみたいと思います。
加法定理
sinの加法定理の証明
の証明
下の図のような三角形で, CB, AC, AB, とすると,
AD, BDとなる。
このとき,
また, △ABCに正弦定理を適用すると,
となるので,
これらをに代入すると,
よって,
三角形が鈍角の場合, 下の図のようなが鈍角の三角形で, CB, AC, AB, とすると,AD, BDとなる。
このとき,
となる。以下先と同じ正弦定理を用いて証明する。(割愛)
この証明から,
が得られ,
のをに置き換えると,
よって,
以上より,
cosの加法定理の証明
の証明
のをに置き換えると,
よって,
をに置き換えると,
よって,
以上より,
tanの加法定理の証明
の証明
これまでの証明を利用すると, は次のように書き換えることができる。
右辺の分子分母をで割ると,
以上より,