こんにちは。今回は帰納法と倍数の証明について書いておきます。
【例】自然数のとき,
が13の倍数であることを証明せよ。
【解法】のとき,
で成り立つ。のとき, 与式が13の倍数であると仮定すると,
(
は自然数)
のとき,
の下線部は
より,
で置き換えることができるので,
これをに代入すると,
よって, のときも13の倍数になる事が示せた。
したがって, すべての自然数において, は13の倍数である。
【ここがコツ】 とおいたのを,
に変形して
の式に代入していくところ。また, それが代入できるように,
は
に変形, 代入した後,
の項が計算できるように,
を
に変形するところがコツになります。
帰納法と倍数の証明
与式が何かの倍数であると仮定して式をつくり, それを変形して代入して解く。
今回のは
とおいたのを,
に変形して
の式に代入。また, この変形した式が代入できるよう, 事前に累乗の指数部分を計算したり, 分解しておくこと。
今回のは


