こんにちは。今回は複素数平面上で, 異なる3点が同一直線上に並ぶ場合と, 垂直に並ぶ場合ではどのような性質があるのか書いておきます。
複素数平面上の3点, , のつくるの大きさを考えてみようと思います。同一直線上に並ぶ場合は, このが(がから見てと同じ側にあるとき), または, (がから見てと反対側にあるとき)になることが考えられます。
このとき, を表す式は,
なので,
となりともに実数になります。
つまり, 3点が同一直線上にある場合, の値は実数になります。
※2直線のなす角についてはこちらの記事を参照ください。
垂直に交わる場合も, 複素数平面上の3点, , のつくるの大きさを考えてみようと思います。垂直に交わる場合は, このが, またはになることが考えられます。
このとき, を表す式は,
なので,
となりともに実数部のない純虚数になります。
つまり, 2直線が垂直に交わる場合, の値は純虚数になります。
※2直線のなす角についてはこちらの記事を参照ください。
は実数とする。複素数平面上の4点, , , について, 次の問いに答よ。
3点, , が一直線上にあるとき, の値を求めよ。
2直線, が垂直に交わるとき, の値を求めよ。
, , , とする。
3点, , が一直線上にあるとき,
が実数なので,
虚数部は0になるので,
よって,
2直線, が垂直に交わるとき,
が純虚数なので,
実数部は0になるので,
よって,