こんにちは。今回は台形の面積の二等分について書いておきます。
【問】右の図のように, 関数のグラフ上に点A, B, C, Dを頂点とする四角形を作るとき, 頂点Bを通って四角形ABCDの面積を2等分する式を求めなさい。
この手の問題の処理方法は, 四角形ABCDは台形であることが多く(別に平行四辺形でもOK), 面積の2等分は(上底下底)を2等分すればよい。高さの等しい図形の面積比は(上底下底)で表わされるからである(以下図参照)。
したがって, 上の問題では上底下底となり, このを2等分すれば, 面積は2等分されることになる。このとき求める直線は頂点Bを通ることから, 直線で分けられる図形は三角形と四角形(台形)になる。したがって, この三角形の底辺と台形の上底と下底の和をともににするとよい。下底がなので, 上底はとなる。つまり求める直線は, 点Bと点Dを左に2移動させた点P(2, 8)の2点を通る直線の式である。したがって, 求める直線の式はである。