こんにちは。今回は中間値の定理について書いておきます。
中間値の定理
関数が閉区間
で連続で,
ならば,
と
の間の任意の値
に対して,
,
を満たすが少なくとも1つ存在する。
と
が異符号なら, 次の事が言える。
実数解の存在
関数が区間
で連続で,
と
が異符号
なら,
方程式は区間
に少なくとも1つの実数解をもつ。
【例】方程式が,
で少なくとも1つの実数解をもつように, 定数
の範囲を求めよ。
【解答例】とおくと,
は
で連続であるから,
と
の値が異符号であることが条件になる。
したがって, が求める条件になる。
ここで, ,
なので,
より,
よって, 求める範囲は,
※もし問題で, のように不等号に等号が付いていたなら, 区間の端点を含む場合も入れるので,
とすればよい。