こんにちは。今回はなぜ積分で面積が求まるのか書いておきます。
関数のグラフが以下のように, となっているとき, を定数として, 曲線, 軸, 2直線で囲まれる図形の面積を考える。
を変数と考えると, はの関数となる。その関数をとおく。
そして, をほんのわずかだけ増加させると, となり, の増加量は,
となる。を限りなく小さくしていけば, は縦, 横の長方形と近似することができる。このとき, をで割り, とすると,それはに近づいていく。
よって,
となり, 下線部は微分の定義より, であるから,
が得られる。
の両辺を積分すると,
(は積分定数)
このとき, とすると, 面積はなので,
となり, が得られ, は,
となる。一般に求める面積はなので,
つまりこれは, 曲線の区間の面積を表し,
で与えられることが分かる。