こんにちは。今回は定数分離の解法を見ていこうともいます。あってるかどうかわかりませんが・・・書いておきます。先ずは問題から見ていきましょう。
【例】関数とがの範囲で共有点を2個持つとき, の範囲を求めよ。
【解答例】イメージとしては原点を通る直線が, 下図の赤線の直線のように, の範囲で交点を2個持つ感じである。
このとき, 赤線の直線は原点を通り, 傾きのの範囲は, 傾きより大きく, 関数に接する直線(青線の直線)の傾き未満までが, この条件を満たすことになる。
原点はこの関数のグラフ上の点なので, この点を通る接線の式(青線の式)を求めると, であるから, 接線の傾きは, 。よって, 接線の式(青線の直線)は
したがって, 求めるの範囲は,
【解答例】さて次はこんなことをやってみようと思う。
関数とがの範囲で共有点を2個持つとあるので,
とおいて, なので, で割って,
とする。これは, 関数と直線のグラフの交点を求めているのに等しく, これが, の範囲で, 交点を2個持てばいいことになる。
そこでこれを図示すると, 下図のようになり, 黒の曲線と赤の直線がの範囲で交点を2個持つの範囲は,
よって求めるの範囲も
でも, そもそもで割っていいものなのか?という疑念は残る。今回はたまたまなのか?誰か教えてほしい。
【その他の解答例】
この問題の解法は他にもとおいて, を左辺に移項して, でくくって, 2次方程式をつくり, それがの範囲で異なる2つの実数解をもつようにの範囲を決めるという方法もある。