こんにちは。今回は空間の座標に関して書いておきます。
空間において, 原点Oで互いに直交する3本の数直線を定め, それらを軸,
軸,
軸と呼ぶことにする。この3本をまとめて座標軸という。図のように, 2本の座標軸がつくる平面をそれぞれ
平面,
平面,
平面と呼び, まとめて座標平面という。
空間内の点Pに対し, 点Pを通り各座標平面に平行な平面が軸,
軸,
軸と交わる点の座標軸上での座標をそれぞれ,
,
,
とすると, これらは順に点Pの
座標,
座標,
座標となり, まとめて, 点Pの座標を
と表す。
空間内で座標が
である点の集合は, 点
を通り,
平面に平行な平面である。これを式で表すと,
であり, これをこの平面の方程式という。同様に
座標が
である点の集合を表す平面の方程式は,
平面に平行な平面で
,
座標が
である点の集合を表す平面の方程式は,
平面に平行な平面で
となる。
中学生でも履修した三平方の定理を使って, 2点間の距離を求める。
点A, 点B
とすると,
線分ABの長さは図のような直方体の対角線と捉えることができるので,
ちなみに直方体の縦, 横, 高さの3辺はそれぞれ, ,
,
となる。