今回はよくある問題ですが, 記述になっている形式の問題です。問題自体は取り組みやすいので, やってみてください。
【問】2枚の硬貨を投げるとき, 「2枚とも表になる」, 「1枚が表で1枚が裏になる」の2つのことがらの起こりやすさは同じであるといえますか, いえませんか。あてはまる方を答え, その理由を確率を使って説明しなさい。
ただし, どちらの硬貨も, 表が出ることと裏が出ることは同様に確からしいものとします。
【岩手県】
【解答例】
(答) 起こりやすさは同じと言えない。
(理由) 表を〇, 裏をとして樹形図を描くと次のようになる。
このとき, 2枚とも表になるのは(〇, 〇)の1通りなので, 確率は。
1枚が表で1枚が裏になるのは(〇, ), (, 〇)の2通りあるので, 確率は,
であるから, 2つのことがらの起こりやすさは同じであるとはいえない。