高校数学:数III逆関数:逆関数がy=xについて対称である

こんにちは。数IIIの逆関数の話です。それではどうぞ。

逆関数と元の関数はy=xについて対称

関数y=f(x)\cdots\maru1とその逆関数をy=g(x)とおくことにします。
また, y=g(x)x=f(y)としたものであるから,
y=g(x)x=f(y)は同じ式と言えます。そこでy=g(x)上の点をP(p, q)とおくと,
q=g(p)であり, 同時に, p=f(q)\cdots\maru2であります。\maru1\maru2を比べると, x=q, y=pとなり, 点Q(q, p)は関数y=f(x)上の点であることがわかります。
このことから, 関数y=f(x)とその逆関数y=g(x)y=xについて対称であると言える。

補足

2点\mathrm{P}(p, q), \mathrm{Q}(q, p)y=xについて対称であることの証明をしておきます。
2点P, Qの傾きは,
\dfrac{q-p}{p-q}=-1
2点P, Qの対称の軸の直線は, この傾きに垂直なので, 対象の軸の直線は傾き1である。
また, この傾き1の直線は2点P, Qの中点\left(\dfrac{p+q}{2}, \dfrac{p+q}{2}\right)を通る。
したがって, その直線の式は,
y=1\cdot\left(x-\dfrac{p+q}{2}\right)+\dfrac{p+q}{2}
y=x
ゆえに, 2点P, Qはy=xについて対称である。

逆関数と元の関数の交点はy=x上にある?

逆関数と元の関数の交点はy=x上にあるのですか?と聞かれることがたまにあります。結論を言うと, 一部の関数を除いて, グラフの交点はy=x上に集まります。以下に反例を示すと,
例えば, y=-xの逆関数はy=-xであるため交点はy=-xを満たす, すべての座標になり, 交点はy=x上にありません。このようにすべての関数で成り立つわけではありませんが, ほとんどの場合で言えます。
【使用例】関数f(x)=\sqrt{2(x+1)}-1の逆関数g(x)を求め, f(x)g(x)の交点を求めよ。
【解答例】y=\sqrt{2(x+1)}-1とおく,
x=\sqrt{2(y+1)}-1
x+1=\sqrt{2(y+1)}
(x+1)^2=2y+2
2y=x^2+2x-1
y=\dfrac12x^2+x-\dfrac12
よって逆関数g(x)
g(x)=\dfrac12x^2+x-\dfrac12
通常は以下の解法でいくと思います。
それは, f(x)=g(x)とおいて解いていく方法です。一旦それで交点を求めてみます。
\sqrt{2(x+1)}-1=\dfrac12x^2+x-\dfrac12
\sqrt{2(x+1)}=\dfrac12x^2+x+\dfrac12
\sqrt{2(x+1)}=\dfrac12(x+1)^2
両辺2乗して4倍すると,
8(x+1)=(x+1)^4
(x+1)\left\{(x+1)^3-8\right\}=0
(x+1)(x-1)(x^2+4x+7)=0
x^2+4x+7=0は実数解をもたない。
よって, x=\pm1
これから, 交点は(1, 1), (-1, -1)

次に, y=g(x)y=xの交点で求めてみます。
g(x)=xとして,
\dfrac12x^2+x-\dfrac12=x
x^2=1
x=\pm1
よって求める交点は, (1, 1), (-1, -1)
こうやって求めることも可能です。
ただし, 一部関数では交点がy=x上にないものもあるので, その辺はグラフの概形とかで, 確認しておいた方がいいと思います。

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