こんにちは。今回は累乗根の大小関係2ということで書いておきます。今回は底が異なる場合の大小関係について書いておきます。例題を見ながら行きましょう。底がそろう場合はこちらを参照ください。
底が異なる数の大小
【例題】の大小関係を不等号を用いて表せ。
【解法】底が異なるときは, 指数部をそろえて考えます。
この場合, 最低の指数の数は5なので, すべて5乗にそろえます。
すると,
よって,
つまり, (答)
底の異なる数の大小関係
累乗の指数部を最小値の指数にそろえてから比べる。
底が異なる累乗根の大小
【例題】の大小関係を不等号を用いて表せ。
【解法】とし,
指数部が整数になるように, 指数部に3, 4, 12の最小公倍数の12をかけます(すべて12乗して考える)。
すると,
となり, であるから,
ゆえに,
(答)
底の異なる累乗根の大小関係
指数部が整数になるように, 指数部の分母の最小公倍数だけ, それぞれにかけて, 整数に直して考える。